暮らしを助ける小さな家電・ガジェットの選び方
小さな家電は手ごろで便利な反面、気づけば使わずにしまい込んでいることも。買ってよかったと思える道具を選ぶための考え方を紹介します。
買う前に考えたい三つのこと
小さな家電やガジェットは、手に取りやすい価格のものが多く、つい気軽に買ってしまいがちです。けれども、使い続けられるかどうかは、買う前に少し考えるだけで大きく変わります。
どこに置くか
出しっぱなしにできる場所があるかどうかは、使用頻度に直結します。毎回棚から出し入れが必要な道具は、だんだん使わなくなりがちです。置き場所の幅と奥行き、コンセントの位置を先に確認しておきましょう。
どう手入れするか
食材が触れる道具は、使うたびに洗う必要があります。部品が多い、すき間に汚れがたまりやすい、丸洗いできない。こうした道具は、どんなに便利でも手入れが負担になります。取り外せる部品と、洗える部品を確認しておくと安心です。
今の道具で代わりができないか
新しい道具を買う前に、すでに持っている道具で同じことができないか考えてみましょう。役割が重なる道具が増えると、収納が圧迫されるだけでなく、どれを使うか迷う時間も増えます。
道具別のチェックポイント
電気ケトル
お湯を沸かす頻度が高い家庭では、電気ケトルがあると朝の準備がぐっと楽になります。
- 容量: 一度に沸かす量に合わせます。大きすぎると重く、注ぎにくくなります。
- 安全機能: 空だき防止、転倒時のお湯もれ防止、本体が熱くなりにくい構造など。小さな子どもがいる家庭では特に確認しておきたい点です。
- 注ぎ口: ドリップコーヒーをいれるなら、細口のタイプが湯量を調整しやすくて便利です。
- 温度調節: お茶の種類やミルクづくりなど、決まった温度のお湯を使いたい人には役立ちます。
ハンディブレンダー
鍋やボウルに直接入れて、スープやソースをなめらかにしたり、野菜を刻んだりできる道具です。
- 付属のアタッチメントで、泡立てやみじん切りができるか
- 刃の部分が取り外せて、洗いやすいか
- 本体の重さと、握ったときの手へのなじみ
- コード式か充電式か。充電式は取り回しがよい一方、使いたいときに電池が切れていることもあります
キッチンスケール
お菓子作りやパン作りでは、材料を正確に量ることが仕上がりを左右します。
- 最小表示単位と、量れる最大の重さ
- 容器をのせてから表示をゼロに戻す「風袋引き」機能
- 薄型で、立てて収納できるか
- 表示が見やすいか。ボウルをのせても表示が隠れない形か
キッチンタイマー
スマートフォンのタイマーでも代用できますが、濡れた手や粉のついた手で操作したくないときには、専用のタイマーがあると便利です。
- 複数の時間を同時に計れるか
- 音の大きさを調整できるか。マグネットで冷蔵庫に貼れるか
- ボタンが押しやすく、表示が大きいか
スマートプラグ
コンセントに差し込んで使う小さな機器で、スマートフォンのアプリや音声アシスタントから、つないだ家電の電源を入れたり切ったりできます。
- 対応しているアプリや音声アシスタント
- つなげる家電の消費電力が、プラグの上限を超えないか
- 電気ストーブなどの暖房器具や、熱を出す調理家電には使わないよう説明書で注意されていることがあります。安全のため、使える家電の条件を必ず確認しましょう
安全に使うための基本
PSEマークを確認する
日本国内で販売されるコンセントにつなぐ家電の多くは、電気用品安全法の対象で、基準を満たした製品にはPSEマークが表示されています。インターネット通販や海外から取り寄せる場合は、マークの有無を確認しておくと安心です。
たこ足配線に気をつける
電気ケトル、電子レンジ、ノンフライヤー、炊飯器など、熱を出す家電は消費電力が大きいものが多くあります。延長コードや電源タップには使える電力の上限があり、それを超えると発熱の原因になります。複数の家電を同時に使う場合は、使う場所とコンセントを分けるようにしましょう。
コンセントとプラグを清潔に
プラグとコンセントのすき間にたまったほこりが湿気を吸うと、発火の原因になることがあります。ときどきプラグを抜いて、乾いた布でほこりをふき取りましょう。
長く使うためのコツ
- 取扱説明書は、すぐに見られる場所に保管するか、メーカーのウェブサイトで電子版を確認できるようにしておく
- 保証書と購入日がわかるものを一緒に保管しておく
- 異音、焦げたにおい、異常な発熱などに気づいたら、すぐに使用をやめてプラグを抜き、メーカーや販売店に相談する
台所の大きめの家電については、ノンフライヤーの選び方と使い方も参考にしてください。