タブレット用キーボードケースの選び方
キーボードケースがあれば、タブレットで長い文章を打つのもぐっと楽になります。ただし種類が多く、合わないものを選ぶと使いにくさが残ります。選ぶ前に確かめたいことを順に見ていきましょう。
キーボードケースでできること
キーボードケースは、タブレットを保護するケースと、文字入力のためのキーボードがひとつになったアクセサリーです。画面上のソフトウェアキーボードでは画面の半分近くがキーボードで隠れてしまいますが、物理キーボードを使えば画面全体を見ながら入力できます。メールやレポート、ブログの下書きなど、まとまった文章を書く人には特に便利です。
キッチンでレシピを表示しながらメモを取ったり、旅行先で簡単な作業をしたりと、ノートパソコンを持ち出すほどではない場面でも活躍します。
まず確認したいのは「対応機種」
キーボードケースは、タブレットの機種ごとに専用に作られているものがほとんどです。同じシリーズでも、世代や画面サイズが違うと、カメラやボタンの位置、本体の厚み、接続端子の位置が変わります。
- 自分のタブレットの正確なモデル名と世代を確認する(設定画面や本体の刻印で確認できることが多い)
- 商品の対応機種一覧に、そのモデルがはっきり書かれているか確認する
- 「〇インチ対応」だけで判断しない
iPadの場合は、設定アプリの「一般」から「情報」を開くと、モデル名を確認できます。ほかのタブレットでも、設定画面に端末情報の項目があるのが一般的です。
タイプの違い
| タイプ | 特徴 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 一体型 | ケースとキーボードがつながっていて、閉じればノートパソコンのような形になる | 重く、厚くなりやすい。タブレット単体で使いたいときは取り外しが面倒なものもある |
| 分離型 | タブレット側のケースとキーボードがマグネットなどで着脱できる | 外したときにキーボードを置き忘れやすい。接続の安定性を確認したい |
| カバー型 | 薄いカバーにキーボードが組み込まれ、スタンドを兼ねる | 軽いが、膝の上では安定しにくいものがある |
接続方式
Bluetooth接続
多くのキーボードケースは、Bluetoothでタブレットとつながります。対応機種の幅が広く、価格も選びやすいのが長所です。一方で、最初にペアリングの設定が必要なこと、キーボード側のバッテリーを充電する必要があることは覚えておきましょう。充電端子がUSB Type-Cかどうかも、日常の使いやすさに影響します。
本体の端子で接続するタイプ
タブレットによっては、本体側面や背面に専用の接続端子があり、そこにキーボードを取り付けるだけで使えるものがあります。ペアリングや充電が不要で、取り付けた瞬間に使えるのが大きな利点です。ただし、対応する機種が限られます。自分のタブレットにその端子があるかどうかを確認しましょう。
日本語配列(JIS)と英語配列(US)
日本で売られているキーボードには、大きく分けて日本語配列と英語配列があります。見た目は似ていますが、記号の位置や一部のキーの形が違います。
- 日本語配列は、「かな」「英数」などのキーがあり、日本語入力の切り替えがしやすいのが特徴です。かな入力を使う人には欠かせません。
- 英語配列は、キーの数が少なくすっきりしています。プログラミングをする人や、英語の文章を多く書く人に好まれることがあります。
ふだん使っているパソコンと同じ配列を選ぶと、記号を打つときに迷いにくくなります。海外向けの商品には英語配列しかないものもあるので、購入前に配列の表記を必ず確認しましょう。
使い心地を左右するポイント
キーの大きさと打鍵感
タブレットのサイズに合わせて作られるため、小さい画面のモデルほどキーも小さくなります。キーの間隔(キーピッチ)やキーの沈み込み(キーストローク)は、長時間の入力の疲れに関わります。実際に店頭で触れられる場合は、ふだんの速さで少し文章を打ってみるとよいでしょう。
トラックパッドの有無
トラックパッド付きのモデルなら、画面に手を伸ばさずにカーソル操作ができます。文章の編集や、細かい範囲選択が多い人には便利です。ただし、そのぶん重く、価格も上がる傾向があります。
角度調整
画面の角度が固定されたものと、自由に調整できるものがあります。机の上だけで使うなら固定でも困りませんが、膝の上やソファ、キッチンのカウンターなど、さまざまな場所で使うなら角度を変えられるほうが快適です。
バックライト
キーが光るバックライト付きのモデルは、暗い部屋でも打ちやすくなります。Bluetooth接続の製品では、バックライトを使うとキーボードのバッテリーの減りが早くなることがあります。
重さと持ち運び
キーボードケースを付けると、タブレットの手軽さは少し失われます。毎日持ち歩くなら、タブレットとケースを合わせた重さを確認しておきましょう。重さが気になる場合は、分離型やカバー型を選び、必要なときだけキーボードを付けるという使い方もあります。
便利なキーボードショートカット
物理キーボードを使うと、パソコンと同じようにショートカットで操作できます。どのキーの組み合わせが使えるかはOSやアプリによって異なりますが、コピーや貼り付け、取り消し、アプリの切り替えなど、よく使う操作を覚えておくと作業が一段と速くなります。使えるショートカットは、OSのヘルプやアプリのメニューで確認できることが多いので、よく使うアプリから少しずつ覚えていきましょう。
長く使うためのお手入れ
- キーのすき間に入ったほこりは、やわらかいブラシでやさしく払う
- 汚れは、乾いた布か、固く絞った布でふく。液体を直接かけない
- Bluetoothタイプは、使わないときは電源を切り、長期間しまう前には充電しておく
- 閉じるときに、画面とキーボードの間に異物がはさまっていないか確認する
台所や暮らしの小さな道具については、小さな家電・ガジェットの選び方でも紹介しています。